出産予定日が近くなると、いつ、どこで産気づいてしまうか分かりません。パパが傍にいる時ならよいのですが、急に破水や陣痛が来てしまったという時に、ママ1人だけだとアタフタしてしまうかもしれません。周りにサポートしてくれる人がいる場合もありますが、そうでない場合も当然あります。今回は、万が一の時にも安心できる、プレママのための役立つサービス「陣痛タクシー」について紹介しましょう! ■陣痛タクシーって何? 陣痛タクシーとは、プレママのためにタクシー会社が提供しているサービスで、24時間365日オペレーターが対応し、迅速にタクシーを配車してくれるサービスです。いつどこで陣痛が起こるか分からない不安はありますが、陣痛タクシーを利用できる環境が整っていれば、少しはそうした不安も軽減されるのではないでしょうか? ■陣痛タクシーを利用するには? 陣痛タクシーを利用するには、事前に登録が必要です。自宅(里帰り出産の場合は実家)周辺をサービス対象としているタクシー会社に、自分の情報を登録することで利用が可能になります。登録する情報は、名前や電話番号などの基本的な情報をはじめ、お迎え先の情報、出産予定の病院、担当医名、夜間利用予定の病院名など。それらを登録し、迎え先や目的地である産院に、すぐに向かってもらえるような環境を整えておきます。陣痛で痛みを我慢している時には、タクシーの乗務員に行き先を伝えるのも大変ですが、陣痛タクシーに登録をしておけば、そういう手間もなく病院に運んでもらうまで安静に過ごすことができます。■安心して利用できる理由とは? 陣痛タクシーを利用するメリットはたくさんありますが、座席のシートなどが汚れてしまった場合にもクリーニング費を請求されないこと、定期検診などの送迎にも利用できること、荷物の積み込みのお手伝いをしてくれること、特別な料金は加算されないことなどが挙げられます。もちろん登録は無料なので、この機会に住んでいる地域でサービスを提供しているタクシー会社があるかどうかをチェックして、陣痛タクシーの登録をしておきましょう。初めてのお産の場合は不安が大きいため、怖くなって救急車を呼んでしまうケースもあるようです。しかし、救急車の利用は最終手段。痛くても自分で動けるのであれば、パパや周りの助けを借りるか、タクシーで移動するかのどちらかを選択できるようにしておきましょう。判断が難しい場合は、病院に問い合わせた時に、救急車の利用が必要かどうかを確認してみたほうがよいかもしれませんね。プレママのためにできる限りのサポートをしてくれる陣痛タクシーは、たくさんの妊婦さんに利用されています。来るべき時に備えて、登録しておくとよいでしょう。
2014年09月29日鼻からスイカが出るような痛み、という例えで語られることも多い陣痛。初産の妊婦さんは来るべきその時を想像して、ドキドキしているのではないでしょうか。私は痛がりなので、陣痛がくるのがとてもこわくて、いろいろと痛みを軽くする方法を試してみました。するとその結果、なんと分娩の際も冗談が言えるくらいの余裕ができたのです。最後まで体力も残っていたのでしっかりいきむこともできて、初めてのお産とは思えないと助産師さんに褒められました。そこで今回は、私が試した陣痛を乗り越えるための方法をお伝えします。■陣痛の痛みを例えると?私が陣痛時に感じた痛みのイメージは、「ダンプカーで子宮をひかれて押しつぶされるー!」という感覚でした。冒頭の「鼻からスイカ」以外にも、人によっては「ひどい生理痛の50倍」「骨盤を両側から締め付けられる感じ」などの例えを聞きました。知人の医師は「歯を麻酔なしで全部抜歯するくらいのストレスが身体にかかるから、痛くないわけがない」と言っていました。その痛さをママは耐えられるわけですから、我ながらすごいことだと思わずにいられません。さて、痛みのイメージがなんとなくつかめたら、次はいよいよ具体的な対処法をご紹介します。■陣痛を乗り切る方法(1)お産のテーマや目標を決めるあらかじめお産のテーマや目標を決めておくと、陣痛で余裕がなくなった時にも冷静さを取り戻すことができます。たとえば、私は「出産の日は楽しくお祭りのような日にする」と決めていました。そのため、陣痛が来始めた時も、陣痛の合間で主人や助産師さんなどになるべくおもしろいことを言おう! と考えていて、そちらに意識を集中していると痛みばかりに気を取られずにすみました。また私の友人には「品良く産む、決して取り乱さない」という目標を立てた人がいました。彼女は「出産の痛みは、古代から女性が耐えて来た痛みだから静かに耐えよう」と決めた結果、叫んだりわめいたりせずに産めたそうです。おかげで体力も温存できて、安産でもあったようです。■陣痛を乗り切る方法(2)息を吐くことに集中する陣痛の痛みは、ずっと続いているわけではありません。痛い時があれば痛くない時もあります。そこで私は、痛みが強くなっている時は痛みに向き合うのではなく、とにかく呼吸に集中することで痛みをやり過ごすイメージを持ちました。どれだけ長く息が吐けるかチャレンジだ! と、息を吐きながら秒数を数えたりもしていました。痛みが強い時に力んでしまうと赤ちゃんも呼吸がしづらくなるので、しっかりと呼吸することを意識しましょう。■陣痛を乗り切る方法(3)テニスボールを当あてるよく言われている方法ですが、ちょうど良い場所に当てると本当にラクになります。私は痛みの波がきた時に、その波に合わせてテニスボールを肛門のところに押し付けてもらうと痛みを逃すことができました。タイミングと場所が大事なので、何度か試してみてください。■陣痛を乗り切る方法(4)周囲への言葉に気を使う陣痛で余裕がなくなると「◯◯してよ!」などと命令口調になったり、イライラしたりしがちです。しかし、言葉は自分に返ってきます。そこで、できるだけ優しい言葉を使ったり、笑顔をつくったりするように心がけてみましょう。「あー痛い! もういっそ切ってくれー! …って思いますよね」「違う…! そこじゃない! …んですよ、わがまま言ってすみません」など、余裕がなくなって乱暴な言葉使いになっても、最後に敬語をつけるなどしてみました。そうすると周りからも「頑張ってるね」「冷静でえらいね!」など、やさしい言葉を最後までかけてもらうことができ、やさしい雰囲気の中でお産を終えることができました。言葉の影響力は意外と大きいようです。こうしては陣痛の対処法についてまとめてみましたが、陣痛の痛みは本当に人それぞれで、中にはここに書いたような方法ではとてもじゃないけど我慢できないという痛みの方もいらっしゃると思います。でも、お産は女性だからこそ経験のできる貴重な体験。それを前にした時、ここに書いた技を思い出して、ちょっとでもラクで楽しいものにしてみてくださいね。
2014年09月14日タクシー都内最大手の日本交通は、母の日である5月13日に「陣痛タクシー」と名付けた、妊婦を対象とした新しいタクシーサービスの提供を開始する。「陣痛タクシー」は、「お迎え場所・かかりつけ病院・出産予定日」などを事前に同社ホームページ上から登録することで、日頃の通院時はもとより、陣痛時も「慌てず・簡単に」タクシーを呼ぶことができるサービス。同サービスでは、助産師による「妊産婦搬送時の注意事項と対応」と題した講習会を全乗務員に実施。いざという時にも、陣痛・出産の基礎知識を持った乗務員が、慌てず焦らずに対応することができる。メーター料金の他にお迎え料金400円がかかること以外は、通常のタクシー料金で利用可能。5月8日より「陣痛タクシー登録サービス」ページを開設、ページ内に登録フォームや問い合わせフォームを用意している。登録は無料で、通院以外での利用も可能となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月09日